熊野三山巡りの最後の目的地、熊野那智大社のある那智勝浦に到着しました。
南紀白浜に並ぶ観光地で、マグロが有名な町ですが、向かった先は
「井出商店」さんのご親戚で姉妹店という「たんぽぽラーメン」さん。
このチャンスを逃すと一生食べられないかも知れない、という強迫観念に駆られて、普段はやらない連食で頂く事にしました。
「チャーシューメン」(650円)を注文。
こちらのメニューは「中華そば」ではなく「ラーメン」と書かれていて、早寿司やゆで玉子もありませんでした。
まぁそれが普通だよねと言われると、それまでなんですけどね。
一目で井出系とわかる茶褐色のスープは、基本的には濃厚な豚骨醤油味ですが、臭みもなく、本家よりライトでマイルドな印象を受けました。
好みによりますが、こちらの方があっさりしていて万人受けしそうです。
麺は中細のストレート麺ですが、本家と同じく柔らかくてデロデロ。
スープとの一体感はありますが、個人的にはのびたような食感で苦手でした。
具材は、チャーシュー、メンマ、蒲鉾、青ねぎ。
厚めに切られた7cm四方位のバラチャーシューは、味が染みて柔らかく、食べ応えがありましたね。
年季を感じるこじんまりとした店内は、ラーメン屋っぽい赤いL字カウンターとテーブル1卓。
仲が良さそうで会話が弾む、お母さんとお嫁さん?が切り盛りしていました。
連食なのに、きれいに完食。すっかり満腹になってお店を出ました。
このあと食後の運動も兼ねて熊野古道も歩いておこうと、大門坂に車を止めて、那智山を目指しました。
苔むした石畳の石段に、うっそうと茂る杉並木と、古の風情が感じられます。
ただ267段の石段を上り終えた後、参道も延々と階段が続き、結局30分以上階段を上る羽目になり、途中でタオルを買うほど汗だくになりました。
でも苦労した甲斐があって、見事な景色が拝めましたよ。