何度か大阪に来た事はあるのに、ラーメンは一度も食べる機会がありませんでした。
という訳で、ネットで調べて気になった「無鉄砲 大阪本店」さんへ。
行列の出来るお店という事で多少覚悟はしていましたが、運良く2〜3人待ちですぐに入れました。
券売機を見ると、ラーメンは「とんこつ」「醤油ラーメン」「Wスープ」の3種類。
一番上の「とんこつラーメン」(700円)を購入しました。
注文時に、麺(かため/普通/やわらかめ)、スープ(こってり/普通/あっさり)、ねぎ(多め/普通/少なめ)のカスタマイズ方法を聞かれます。
基準が分からなかったので、麺はかため、スープとネギは普通でお願いしました。
待つこと数分、今まで見た事もない衝撃の一杯が運ばれてきました。
骨髄で赤みがかった肌色のスープは、クリーミーとかいう次元ではなく、泥沼のように粘度が高く、ドロドロしています。
これで普通ですから、こってりスープはどうなっちゃうのでしょうか。
コラーゲンもたっぷり入った濃縮とんこつ100%という感じの濃厚な味ですが、見た目に反して臭みは全然感じませんでした。
中細縮れ麺は、リクエスト通り硬めの茹で加減で、否応なしにスープが絡みます。
ちょっと短めですが、長くすると重くなって、食べづらいのかも知れません。
具材は、チャーシュー、メンマ、海苔、青ネギ。
薄目のチャーシューは柔らかいですが、薄味なのかスープの味が強すぎて、味は良く分かりませんでした。
卓上には、高菜や紅しょうが、にんにく醤油、ごまが並んでいて、好みで追加投入可能です。
高菜はピリ辛で美味しくて、ラーメンよりご飯で食べたくなりました。
活気がある、いかにもラーメン屋という感じの少し古びた店内は、L字カウンターに4人掛けテーブル2卓。
帰る頃には外まで長い行列が出来ていましたが、やはり男性客が殆どでした。
でも最初の内は美味しく頂いていたのですが、あまりの濃厚さに、気持ちは食べたくても体が受け付けなくなり、完食を断念してしまいました。
もう少し若ければ平気だったのに…と敗北感を味わいながら夜の街を彷徨うのでした。