つけ麺の名店揃いの東京にいるというのに、未だに食べていない事に気付きました。
という訳で、仕事帰りに「二代目つじ田 神田御茶ノ水店」さんへ。
都営新宿線小川町駅と丸ノ内線淡路町駅から程近く、靖国通り沿いと、交通の便が良く、わかりやすい所です。
平日夜ならそんなに混んでいないだろうと思いましたが、20時半近くだったのに、店の外に10数人の行列が…認識が甘かったですね。
外にセルフサービスのお茶が用意されているので、飲みながら待つ事にしました。
少し前に進んでから、店舗前の券売機で「二代目つけめん」(980円)を購入。
通常の「つけめん」(880円)との違いは、味玉の有無のようです。
店の前のベンチに座っていると、先に店員さんが食券を取りに来て、その後入店。
並び始めてから30分後に、ようやくありつけました。
厳選の豚骨、比内地鶏の鶏がら、魚介等、十数種類の食材を元に作ったというつけだれは、コラーゲンたっぷりでトロッとしています。
魚介はそれ程主張せず、濃厚ながらバランスのとれた、上品でマイルドな味です。
三河屋製麺の太縮れ麺は、固めの茹で加減。
表面ツルツルでモッチリしていて、つけだれがよく絡み、美味しいです。
具材は、チャーシュー、メンマ、味玉、刻み長ねぎ、海苔、すだち。
味が染みたチャーシューは、割とたっぷり入っていて、食べ応えがありますね。
味玉は半熟で柔らかく、極太メンマはコリコリで簡単に噛み切れました。
こちらのつけめんの食べ方として、三分の一を食べたところで麺にすだちを絞り、残りの三分の一で黒七味をかけて食べるよう推奨されていました。
すだちを少し絞ると、酸味で後味スッキリして、口の中がリフレッシュ。
卓上に置かれた京都の原了郭さんの黒七味は、結構山椒が効いていて、味がキュッとしまった印象を受けました。
最後はスープ割りで完食しましたが、コクのある濃厚な旨味に黒七味がピリリと効いて、細かいところまで考えぬかれた、ハイレベルなつけめんだなぁ、と思いました。
欲を言えば、麺が250g位とちょっと少な目だったので、あと50g位多ければ嬉しいんですけどね。
三味線の音色が流れ、元気の良い掛け声が飛び交う、ちょっとレトロ感のある和風な店内は、L字カウンターのみ16席。
背もたれがない椅子は、見た目よりも重いので、座る時はちょっと力が要ります。
ちょっと高めの値段設定ですが、立地も良いですし、仕方ないかな。
たまの贅沢や、魚粉たっぷりのつけめんに飽きた時には、いいかと思います。