数日前の記事の続きですが、横浜をブラブラと散歩してきました。
ハイセンスな元町や活気のある中華街も良いのですが、個人的には近代的な建物と歴史を感じる建物が海と融合するのが、横浜の一番魅力的な所です。
交通費をケチって歩き回ったせいか、すっかりお腹が空いてしまいました。
ちょっと早いけど晩飯も横浜で食べようと、家系ラーメンの中枢「吉村家」さんへ。
昔テレビで客の目の前で店員を怒鳴りつけている店主を見て、あまりいい印象は持っていなかったのですが、それでも繁盛し続けるお店ですし、移転して行き易くなったので、訪問してみる事にしました。
JR横浜駅西口を出てすぐ左折し、ジョイナスを突っ切り、ビックカメラも東急ハンズも通り越し、大きな通りを左折したところにありました。
17時半頃に着きましたが、既にガッツリ並んでいました。
先に券売機で券を買って行列に並びますが、店前にベンチがいっぱい用意されているのは嬉しいですね。
普通の「ラーメン」(630円)を注文。
味はこれだけで、後はトッピングの追加になります。
食券を渡す時に店員さんに「お好みは?」と聞かれるので、麺の硬さ、味の濃さ、油の量を指定しますが、今回は普通でお願いしました。
5〜6mmの油で覆われたスープは、臭みのない豚骨スープに濃い目の醤油ダレが加わった、濃厚なコクのある味。
甘みがあってトゲトゲしさは無く、こってり系ですが、しつこさはありません。
酒井製麺の平べったい太麺は、モチモチツルツルですが、やや柔らか目。
好みが別れるところですが、硬めでお願いした方が良かったかな。
具材は、チャーシュー、海苔、ほうれん草、刻み長ねぎ。
厚めのチャーシューはスモークされていて柔らかく、海苔はパリパリ。
茹でたほうれん草が油っぽさを緩和してくれます。
卓上には、胡椒、ニンニク、辛味噌、生姜、酢、行者ニンニク等、カスタマイズアイテムが色々並んでいましたが、使わずに完食してしまいました。
この味でこの値段なら、大満足ですね。
若者だけでなく、家族連れが並ぶのも分かる気がしました。
飾り気のないシンプルで広い店内は、カウンター二十数席と小上がり1卓。
従業員7〜8人で切り盛りしていましたが、オペレーションも良く、よくこれだけの細かい注文を覚えられるなぁと関心しました。
ただ気になったのが、丼が油でベタベタだった事と、カウンターの左右でお客を総入れ替えするシステム。
お店の回転を早くするためでしょうが、猫舌の人や、ゆっくり味わいたい人には不向きですね。