2年振りに道東旅行に行ってきました。
前回は悪天候で景観は全く楽しめなかったのですが、今回はお天気に恵まれ、霧の摩周湖もこんなに綺麗に観れました。
お腹も減ったので、今回道東へ向かう目的の一つだった、弟子屈の「いぶき」さんへ。
以前行ったときは夜しか営業していなかったのですが、お昼の営業も行うようになり、看板も新しくなって、ラーメン専門店の様になっていました。
「元祖いぶき」と接頭語がついた「ラーメン」(700円)を注文。
待つこと暫し、長年の夢だった待望の一杯が運ばれてきました。
スープは、1cm程の油やコラーゲンの膜で覆われていて、湯気が全く立ちません。
ベースの醤油は薄めながら、豚足や豚骨を長時間煮出したと思われるスープは、コクがあって、こっさりした味。
そして豚足にかぶりついている様に、コラーゲンが口にまとわりつきます。
体が一気に温まりますが、猫舌の方は要注意です。
麺は釧路ラーメンっぽい、白い細縮れ麺で、スープがよく絡みます。
具材は、チャーシュー、メンマ、海苔、麩、刻みねぎと、どことなくクラシカル。
チャーシューは濃い目の味が染み込んでいましたが、メンマは既製品っぽいかな。
地方の年季の入った居酒屋という感じの店内は、カウンターとソファーが椅子のテーブル2卓。
天井や壁に簾がかかり、折り鶴があちこちにペタリと張られていました。
個性が強くて好みが分かれるかも知れませんが、懐かしい初期の「弟子屈」の原形の味を堪能でき、至福の時を過ごせました。
おいそれと食べられないのが残念ですが、また味わいたいものです。
女将さんお一人で切り盛りされていたので、体に気をつけて頑張って欲しいですね。