国道5号線沿いにある、赤い屋根と緑の壁が目印の「アジャンタ 手稲店」さん。
言わずと知れた「アジャンタ」さんの支店ですが、1991年創業の老舗です。
冷静に考えると、生まれて初めて食べたスープカレー(こちらでは薬膳カリィと呼んでいますが)は、こちらのお店でした。
当時学生だった私は質より量だったので、「美味しいけど満たされない」という印象でしたが、いい年のオサーンになってからはどう思うのかが気になって、行ってみる事にしました。
「ハーフとりやさい」にしようかと思いましたが、品切れだったので、「とりなす」(1,200円)を注文。
辛さの設定はなく、数種類のスパイスが混ざった卓上のスパイスで調整します。
たっぷり油膜の張った赤褐色のサラッとしたスープは、表面はオイリーですが、底から混ぜるとあっさりしていて、薬膳風のスパイスの味と香りがします。
本家の「
インドカリ店」よりも辛さとパンチは控えめな気がしましたが、年配のお客さんが多かったので、体に受け入れやすい味にしているのかも知れません。
ライスは、らっきょうとパセリがトッピングされた白米で、適度な硬さ。
スープの油分が気になる方は、最初にライスをスープにドバッと投入した方がよいでしょうね。
具材は、チキン、人参、なす、レンコン、パプリカ、豆苗。
かなり大振りなチキンレッグは、柔らかくて食べ応えがありました。
店内は吹き抜けの天井で開放感があり、インテリアのせいか欧風な感じがします。
全てテーブル席で広さにゆとりがありますが、混むと合席になるかも知れません。
値段が高めに思えましたが、チキンが特大だったので、そこまで割高ではないですね。
営業時間が短く、スープ切れで閉店になる事も多いですが、また何年か歳を取ってから、ゆっくり味わってみたいです。