かの武蔵坊弁慶の生誕地とされる、田辺市にやってきました。
弁慶の銅像は寿都町にもありますが、こちらの方が生き生きとしていて、豪傑っぽい感じがします。
久し振りにお蕎麦を食べようと、「めはり本舗 三軒茶屋」さんへ。
熊野三山の一つ、熊野本宮に本店があるのですが、強行スケジュールとラーメンに目がくらんで、行けなかったんですよね。
非常にメニューが豊富で迷いましたが、温かいお蕎麦から「紀州梅+こんぶ」(700円)と、「めはり寿司」(130円、蕎麦とセットで100円)を注文。
蕎麦は黒っぽい、やや太めの田舎蕎麦。
コシは強いがちょっとゴムっぽい食感なので、温そばがベストかな。
透明感のあるおつゆは、鰹や昆布だしが効いて、薄口であっさりしています。
どちらかと言うと、関西風うどんのおつゆという感じです。
具材は、梅干し、昆布、青ネギ。
大きな梅干しは、はちみつ入りなのか、少し甘めの味付け。
昆布は薄く削られていましたが、とろろ昆布とは違う、独特な食感でした。
熊野古道名物の「めはり寿司」は、高菜でご飯をくるんだおにぎりです。
昔は巨大で、食べる時に大きく口を開くと、引っ張られて目を見開きながら食べた事から名付けられたそうです。
醤油がかかっていて、中には鰹節と高菜の茎を和えた具が入っていました。
ちょっと塩分強めに感じましたが、美味しかったです。
壁一面の大きな絵が印象的な店内は、カウンター3席にテーブル4卓でしたが、ちょっと窮屈な印象を受けました。
にもかかわらず、昼食時で外に待ちが出るほど混雑してきたので、そそくさと食べ終えて店を出ました。
こういう素朴な料理は、山あいにある本店で食べた方がより美味しく感じられたのかもと、ちょっぴり後悔しました。