確実に辛いスープカレーが食べたくて、下北沢の「マジックスパイス」さんへ。
本当は札幌が本店のお店には行こうとは思わなかったのですが、こういう願望がある場合は、味を知っているお店の方が確実ですからね。
下北沢駅の南口を出て、京王線の高架下をくぐり抜け、小田急線の踏切を右折して、突き当たりの茶沢通りを左折し、左にカーブする道を右折してちょっと登った所にありますが、このルートを知らなかったため、見事に迷いました…。
本店同様ぎっしり書き込まれたメニューですが、「チキン」(950円)を注文。
辛さは表メニューでは一番辛い「虚空」(+250円、覚醒→瞑想→悶絶→涅槃→極楽→天空→虚空。それ以上も有)でお願いしました。
注文後に壁を見て「ベジビーン」と「ベジマッシュ」が下北沢店限定メニューだった事を知り、変えてもらおうかと思った矢先に、器が運ばれてきました。
結構混んでいたのに短時間で出てくるのも、本店と同じですね。
鶏ベースの旨味が強いサラッとしたスープですが、かなりヤバそうな色をしています。
唐辛子やピッキーヌの容赦ない攻撃的な辛さの後に訪れる、妙に爽やかなバジルの後味が不気味さすら感じますが、これが辛宇宙の超感覚なのでしょうか。
黄色いサフランライスは、パイナップルが付け合わせでついています。
たまたまかも知れませんが、ちょっと柔らかめで、粘りがあったのが残念です。
具材は、チキンレッグ、大根、人参、白菜、キャベツ、かぼちゃ、なす、玉ねぎ、水菜、もやし、ピーマン、インゲン、絹さや、ヤングコーン、キュウリ、しめじ、こんにゃく、ゆで玉子、揚げ春雨、フォーと、本店と違わず具だくさんでした。
気管に入ってむせないよう、汗だくになりつつも気を付けて完食しましたが、数時間後にお腹にダメージがやってきました。
やはり「虚空」の世界は、私にはまだ早過ぎたようです。
原色バリバリの雑多な感じの店内ですが、怪しい雰囲気は押さえ気味でしょうか。
マジスパ語が飛び交う、ハキハキした接客は、本店と同じです。
支店ということで、どうしても本店と比べてしまいますが、若干値段が高めな所以外は、特に劣化した印象は無く、安心して食べられます。
ただ分煙化されていますが敷居がないので、人の移動で煙草の臭いが時折やってきたのが残念ですね。
中途半端に分煙化するなら、いっそのこと完全禁煙にして欲しいところです。