2010年、札幌での二郎インスパイアブームのきっかけとなった「ブタキング」さん。
気にはなるものの、激盛りで行列が絶えないし、と躊躇していましたが、前日夜から体調を整えて行ってみる事にしました。
店の前に着くと、小雪がちらつくなか10人程並んでいたので、仕方なく待つ事に。
結局店内に入るまで30分、店内に入ってから20分程待つ羽目になりました。
券売機で「豚ラーメン」(850円)を購入。
ちなみに本家の「二郎」とは違い、味は味噌味です。
「何か増しますか?」と聞かれましたが、初回なのでノーマルでお願いしました。
これでチャーシュー以外は、全て通常です。
「ヤサイニンニクカラメ…」とか呪文を唱えなくてよかった。
豚骨ベースのスープは、味噌が強めで、こっさりしたごく普通な感じの味。
でも野菜の上に盛られたニンニクや背脂を混ぜると、ガッツリした味に変わります。
麺は、まるは製麺所の極太ストレート麺で、やや硬め。
コシのあるしっかりした歯応えで、スープに負けていません。
具材は、チャーシュー3個、茹でたもやし、キャベツ、背脂、刻みニンニク。
指くらいの分厚いバラ肉のロールチャーシューは、味が染みて柔らかく美味しかったのですが、2つめを食べ終わったところで、油で胸焼けしてグロッキーに。
おかげで完食出来ず、スープを半分以上残してしまいました。
普通のラーメンにしておくべきでしたね。店主さん、すみません。
いかにも昭和のラーメン店という古い造りの店内は、L字カウンター9席のみ。
行列が絶えず、店内も客の出入りで足元が冷えるので、行かれる方は温かい恰好でお出かけ下さい。
味は違いますが、雰囲気は本家の「二郎」に一番近い印象を受けました。
でもあれほど殺伐とした感じでは無かったのは、笑顔が優しそうな店主の接客と、この系統のお店に家族連れでやって来る、札幌市民の先入観の無さですかね。