久々にお蕎麦を食べようと、前から気になっていた二十四軒の「東家卯門」さんへ。
釧路の名店「竹老園 東家総本店」から大正8年に暖簾分けした「東家本店」の直営店です。
北5条手稲通沿いにありますが、交通量が多いので、駐車場に停めるのがちょっと大変ですね。
セットメニューが豊富だったので、丼セットの「つる(ミニ天丼ともりそば)」(850円)を注文。
お蕎麦は更級と手打ち(+50円)が選べるので、手打ちでお願いしました。
石臼挽き並粉を手打ちにした二八と思われるお蕎麦は、割とたっぷり盛られていますが、コシが強くて喉越しも良く、ツルツルと入っていきます。
そばつゆは最初から2種類ついてきました。
徳利に入った標準のつゆは、鰹だしが利いたやや甘辛な味付け。
もう一つの濃いめのつゆは、江戸前風で結構しょっぱめ。
好みで使い分けたり、ブレンドしたりと、色々楽しめます。
薬味は、刻み長ねぎと本わさび。
鮫皮のおろしで自分で擦った本わさびは、香りも良く、鮮度が違いますね。
ミニ天丼の天ぷらは、海老、イカ、椎茸、海苔。
カラッと揚がっていなかったのが残念ですが、ミニの割にはご飯の量が多いです。
ジャズが流れる和風でシックな店内は、対面式のカウンターテーブルに2人掛けテーブル3卓、小上がり5卓。
接客も丁寧で、年配のご夫婦や男性客、家族連れと幅広い年齢層のお客さんで賑わっていました。
それほど高級感はありませんが、庶民的でボリュームがあり、気取らずに食べられるのがいいですね。
コストパフォーマンスを求める方は、迷わずセットにした方が良いと思います。