念願だった、大崎の「六厘舎」さん。
常々行きたいと思っていたのですが、日本一並ぶと言われるお店ですし、実際に東京駅の支店の行列を見て、なかなか踏ん切りがつかずに躊躇していたんですよね。
でも東京に来て結構経つし、それなりに行列耐性も出来ただろうと、意を決して行ってみる事にしました。
その割には出遅れて、開店40分前に着きましたが、既に30人位待ちでした。
でもこの日は寒かったせいか、これでもまだ少ないそうです。
並び方はかなり変則的なので、要注意です。
開店30分前には、店員さんが使い捨てカイロを配布してくれました。
こういう配慮はさすがですね。私は使わずに持ち帰りましたが…
開店5分前にはようやく先頭のお客さんが店内に入って行き、店の前にはサービスの温かいお茶も用意されました。
もうすぐ店内に入れる状況でベンチに座っていると、店員さんが注文を聞きに来ます。
当然の如く「つけめん」(850円)を注文。
麺は通常で300gという事だったので、大盛(+100円、450g)にはしませんでした。
つけダレは魚介豚骨ですが、デフォルトは豚骨が少し強い感じがしました。
粘度はそれ程無く、思った程しょっぱくもなくて、濃厚ですがさっぱりした後味です。
海苔の上に盛られた魚粉を混ぜ入れると、当然の如く魚介がガツンと効いてきます。
麺は、浅草開花楼の極太麺。
うどんのような力強いコシで、そのままでも美味しいですね。
つけダレの絡みも申し分なく、麺をすするとつけダレがしっかりついてきます。
具材は、チャーシュー、メンマ、なると、ねぎ。
短冊切りのチャーシューは、肉の食感が残り、味が染みて柔らかいですね。
最後はスープ割りをお願いして、店員さんのお勧めで卓上のゆず粉末を投入。
ゆずの香りと味で清涼感が増し、より和風な感じになりました。
あちこちで食べたインスパイヤ系のお店は濃い味が多かった気がしましたが、それらよりもバランスの取れた、洗練された味に思えました。
体も温まり、お腹も満たされて、並んだ甲斐がありましたね。
三味線の音色が流れる店内は、カウンターのみ12席。
客席はかなり狭くて、奥の方の席に座ると、背後を通り抜け出来ない程です。
そのため店内総入替え制になったのでしょうが、12人にメニューを提供して、客が全部食べ終わるのに大体20分かかり、食べるのが遅い人がいると、じわじわ遅くなります。
じっくり味わいたくても、急かされている感じが常に付きまとい、落ち着いて食べられなかったのが残念です。
食後に店を出ると、凡そ100人近い行列になっていました。
辛つけも気になりますが、次は通販で楽しむ事にします。